リセット&不育症検査結果 - 2015.12.26 Sat
バファリンを直前まで飲んでいたので心配していましたが、いつも初日はかなり多いのでよくわかりませんでした(;^ω^)
17回目の化学的流産ってことですねー。やっぱり私の身体のサイクルとして、秋・冬は妊娠しやすいってことなのでしょうか(´・ω・`)
妊娠してまたE先生の所に行くんだ!と勝手に思い混んでいた私はけっこうガックリきましたが、相変わらず旦那は「また頑張ろうな!」と最高の笑顔で言ってくれるので、なんとか心を奮い立たせています。
E先生の診察から2週間後、検査結果を聞きに、今度は旦那と二人で新幹線に乗りました。
「けいちゃん、覚えててね。私がもしかして入院とかになったら、けいちゃんは一人で来ないといけないし。」
「うん、わかってるよ。大丈夫だよ。一度行けばなんとなくわかるし。」
1階で再診受付を済ませてから婦人科へ行き、番号が呼ばれるのを待ちました。やはりE先生は人気があります。90分ほど経ってから番号を呼ばれました。
「先生、主人です。」
「ああ、ご主人ね。今回は検査結果ということで、このような結果が出ました。」
プリントアウトされた用紙のコピーを見ながら説明をして下さいました。
「前回の検査から時間が経っているということで、検査させてもらったんだけど、抗リンに関しては範囲内で異常値は出ませんでした。」
「はい。」
「今、ヨーロッパで行われている検査もしてもらったんだけどね、これに引っかかるかな~と思ってたんだけど、出なかったね。」
「そうなんですか…。」
「うん。血管も状態も良かったんだよね?動脈硬化が起こる可能性も低いと検査では出てるんだよね。」
「はい。」
「それでね、青木先生のところでも検査されていたNK細胞なんだけど、これが基準値より-1だった。」
「-1ですか。」
「うん。以前もグレーゾーンって言われていたよね?」
「はい、グレーゾーンでした。」
「それでピシバニールを打ったんだと思うけど、あのね、前回、心理テストみたいなのを受けてもらったよね?」
「はい。」
「これがね、精神的なことで値が変わることがあるんだ。つまり赤ちゃんを攻撃してしまうってこと。」
「攻撃してしまう…。」
「うん。そこに異常値が出るかな~と思ったんだけど、そこも正常だったんだよね。以前は正常値でも何度も流産を繰り返すうちにこの値が悪くなっちゃうこともあるんだけど、小林さんの場合は範囲内で、これが全く悪さをしていないとは言い切れないんだけど、これではない気もする。」
「先生、その値は、妊娠する前、つまり今のような状態の時と、妊娠してからでは値が変わるということでしょうか?」
「うん、もちろんあるね。でもほんとにわからないんだ、どこまで悪さをしているか、どれだけ値が変わるかは。」
「先生、ということは、私は…。」
「うん、この検査結果を見る範囲では、アスピリンやヘパリンで治療するということにならないね。原因不明の不育症ということです。」
「やっぱり原因不明ですか…。」
「うん。それでもね、もちろん、今、僕たちが行っている検査以外のところで何か引っかかるところがあるかもしれないんだけどね。今できる検査では、原因不明だね。」
「そうですか…。」
やっぱり原因不明…。これだけ調べても、原因不明なんだ。
「先生、こういうことを言ったらおかしいかもしれませんが、今日はどこか原因がわかるんじゃないか、結果が出るんじゃないかって覚悟していたというか、期待していました。普通なら異常が出ないのは良いことなんでしょうけど、やっぱり原因不明は辛いです。何もできないのでしょうか?」
「うん、アスピリンもヘパリンでもないとなれば、グロブリンになってくるんだよね…。」
原因不明ということなら、私にはグロブリンしか無くなるのだろうか…?でも治験の条件から外れていたはず…。そうなると自費?私は渡された検査結果を見ながら、色々なことを考えていました。
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高温期12日目 フライング検査で…!! - 2015.12.25 Fri
すると、なんとぼんやりの陽性ラインが…。でも、なんていうか、力強くないんですよね、いかにも明日は消えちゃうぞっていうぐらいのライン。
それに今回は左からの排卵だし、私は右からの排卵の時が妊娠していることが多い。高温期12日目でぼんやり陽性ということは、今回も化学的流産の可能性が高いな…と思っていました。
昨年妊娠したから今年も妊娠できるとは限らないし、なにより年齢が怖いです。次は一体いつ妊娠するんだろう?と思いながらダメ元で高温期14日目に検査してみるとやっぱりラインはかなり薄くなりました。
バファリンを飲みながらの生理突入も怖かったので、バファリンを飲むのは止めました。
もう、今すぐにでもリセットしそうです。
この時期の妊娠がとても多い私なので、今年もかなり期待していた周期。口に出してはいませんでしたが、旦那は察してくれたのでしょう、最近は「俺は二人でもいいよ。」と口癖のように言っていたのに、顔中いっぱいの笑顔で、「ダメでもまた頑張ろう!」と言ってくれたのです。
「ルカ、これだけ頑張ってるんだもん。絶対に帰ってきてくれる。また頑張ればいいんだよ。」
私が最近色々と動いたから、旦那も気持ちがちょっと変わってきたのでしょうか?
「絶対に意味があるんだよ、きっと。頑張れる間は頑張ればいいだろう?」
「うん…。ごめんね、けいちゃん。私の身体のせいで。他の人だったら何人もけいちゃんの子どもを産んであげてるのにね。」
「それは言わないって約束だろう?俺はルカと結婚できたことが幸せだし、他の人との子どもは考えられない。」
「うん…。」
「俺は、ずっとそばにルカがいてくれたらそれでいいの。子どもも頑張ろう。でもな、ルカがいてくれたら、本当に俺はそれでいいの。」
「うん、ありがとう。私も。私もけいちゃんがそばにいてくれたら嬉しい。幸せ。」
何度も何度も繰り返してきたこの会話。
何度、次の誕生日は…次のクリスマスは…次のお正月は子どもと一緒に迎えようって思ったことだろう。
思い出して辛い時もあるけど、それでも、今年はちゃんとお空に帰っていった子ども達と向き合えたような気がしました。
「来年こそは帰ってきてくれるかな?3人はもう産めないかもしれないね。夢だったけどな。」
「そんなのわかんないよ。双子、双子と連続で産んで、4人の子どもになるかもしれないじゃん?」
そんなことあるわけないじゃーんと思いながらも、旦那と二人で笑いました。
昨日のクリスマスイブは旦那が夜勤でいなかったので、我が家は今夜がパーティーです。
毎度同じものばかりですが、チーズケーキを焼きました。先ほど、デコレーションしたばかりです。
カニ鍋、チキンを食べる予定です^-^
楽しみだな~*^-^* けいちゃん、早く帰っておいで~*^-^*
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高温期10日目 フライング検査 - 2015.12.24 Thu
前の周期でプレマリンとデュファストンを飲んでいたので、今周期は生理周期が短くなる=整うだろうな、とは思っていました。良いホルモン状態のままリセットすると、そのようになることが今まで多かったからです。
内膜 9.7mm
左 18mm
うん、やっぱり。いつもより早く排卵になりそうです。週末にかかりそうということで、今回は人工授精ではなくタイミングとなりました。タイミングを取った後は、ブログで書いていたとおり忙しく動いていたので、あっという間に高温期が過ぎていきました。
気が付けば高温期10日目…。フライング検査をするかどうかを考え始める時期です。検査薬は数本あります。2段階あがりもしていないけど、綺麗な高温期を維持している。どうしよう…。
迷いましたが、フライング検査、してみました。
結果は…真っ白ですよ、真っ白(´・ω・`)
毎年この時期は妊娠するんだけどな~。とうとう今年はダメだったか…。
でも、(諦めが悪い私(;^ω^))、まだ体温が下がらず高温期が続くようならまた検査してみようと思いました(*´Д`)
世の中はクリスマスイブか~(*'ω'*) ほんと、1年って早いですね。
誕生日のある秋も木々を染める色合いが大好きなのですが、クリスマスのキラキラした街並みも大好きです。
今年は、ニトリで可愛いツリー飾りを見つけました。
木製のツリーオブジェに電球を+したもの。
シルバーと迷ったのですが、珍しいし綺麗かなと思って選んだピンクプラチナ色のツリーオブジェにカラー球と電球を+したもの。
どちらもとても気に入っています。
クリスマスが過ぎたら、違う物をぶら下げてもいいかなって思っています^-^
キラキラしたものが好きなので、飾るのがもったいなくてまだそのままにしているカラー球。星形も好きだから余計に(笑)
旦那からは「クリスマス終わるよ?」と笑われています。
ちなみに、以前、このブログでも紹介した、私が季節外れに一目ぼれして買ったオレンジ色のオブジェ。飾ってみたらやっぱり大きすぎて大爆笑でした(;^ω^) その時の記事はこちら
来年は子どもと3人で見れたらいいなー(*'ω'*)
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僕は不育症を診てるからね - 2015.12.23 Wed
「先ほど検査してもらった全身の血液の流れなんだけど、動脈硬化は起きる可能性は低い、とても血管の状態は良いと出ていました。」
「そうですか(*´Д`)」
なんとなく、全身の血流って自信がなかったので、素直に嬉しかったです。
「子宮の状態も見たいから、今日も内診してもいいかな?」
「はい。」
「排卵直後だったよね…。」
どこの何を測っているのかわかりませんでしたが、私の脈に合わせて色の変わるグラフがモニタには表示されていました。先生はそれをピッピッと測っています。
モニタもすごく鮮明で、今までかかった病院の中で、どう考えても一番綺麗に見えます。
「ん~。そうだね~。全身の血流はいいんだけど、子宮の中だけは若干…若干ではあるけど、血の巡りがどうやら良くないね。」
そんな状態まで見てもらったことは今まで一度もありません。
「そうなんですか…。」
「うん、やっぱりバファリンを飲んでもらった方がいいかもね。あのね、ちょっと謝らないといけないことがあって。」
「はい…?」
「僕、昨日、バファリンを処方するのを忘れていたよね。申し訳なかった。昨日、出しておけば保険が効いたのに。今日だと、自費の検査が入るから、バファリン自体は高額ではないけど、保険が効かなくなっちゃうんだよ。全部自費になっちゃうから。本当に申し訳ない。」
「あ!そういえばそうでしたね(;^ω^) いえいえ、大丈夫です。」
そういえばそうでした。すっかり、私も忘れていました。
「それじゃあ、今日、バファリンを出しておくから飲んでね。」
「先生、おそらく私は排卵した直後ということでしたが、バファリンはもう飲み始めていいのでしょうか?」
「うん、いいよ。もっと早く飲み始めてもいいぐらいだから。」
そうなんだ…。
「次は検査の結果を聞きにきてもらいたいんだ。それから治療の方針を決めれると思うからね。えっと…3週間後ぐらいには出てると思うけど、△△病院の方がいいかな?こっちの大学に来てもらってもいいけど。」
「あの、先生、万が一、今回妊娠していたらどうしたらいいのでしょうか?今かかっている病院にはこちらに来たことは全く言ってなくて、あちらにはいつも生理予定日から1週間ぐらい経って、それでも生理にならなくて調べて陽性反応が出たら来院して下さいと言われています。」
「ああ、そうなんだ。そうだよね、タイミング取ってるから可能性はあるよね。んーっと、それじゃあ、高温期14日目には妊娠していたらもう反応が出ているだろうから、もし陽性反応が出たらすぐに来てもらおうか。」
「高温期14日目で陽性反応が出たらすぐですか?」
「うん、予約無しでも診るから。朝、こちらに電話してもらってすぐに来てくれたらいいよ。まあ、出来ることはないかもしれないんだけどね。それでも、検査結果も少しずつ出ている頃だろうし。」
「あの、5週ぐらいまで待たなくてもいいのでしょうか?今まで、病院ではいつもそう言われていたのですが…。」
「うん、僕は不育症を診てるからね。4週で反応があったらすぐに来てもらうようにしてるよ。」
もう、もう、この時点で涙が出そうでした。結局、化学的流産になるかどうかわからない段階の妊娠4週目。それでも、反応が出たらすぐに来て下さい、不育症だから。という言葉は、今まで妊娠してきた子ども達一人ひとりを大切にされているようで、ちゃんと命として扱って頂いているようで、胸の中にズキュンときました。
E先生に連いていったら私は子どもを産めるかもしれない。そう思いました。
「それじゃ、高温期14日目から、たぶん体温を見てもなんとなくわかると思うので、調べてみて反応が出たらすぐにこちらに来て、残念ながら生理になったら、3週間後にこちらに検査結果を聞きに来るということでよろしいのでしょうか?」
「うん、△△病院でもいいよ?どうする?」
「こちらに来ます。検査結果が出るので、主人も一緒に来た方がいいでしょうか?」
「どちらでもいいよ。お一人でいらっしゃる方も多いよ。」
「わかりました。ありがとうございました。」
B先生もすごいけど、やっぱりE先生は不育症専門なんだなと思いました。どうしてもっと早く受診しなかったんだろう、とあらためて思いました。あああああ、でもしょうがない、しょうがない。過去には戻れないんだから。
1Fで会計を待っていると、院内放送で名前を呼ばれました。あれ?何かあったのかな?
「小林さん、申し訳ありません、もう一度婦人科へお願いできますか?お伝えし忘れたことがあるようです。」
なんだろうと思いながら慌てて婦人科の受付へ行きました。
「小林さん、申し訳ありません、本日、お薬を処方されたと思うのですが、自費の検査があった為、お薬も自費になってしまうんです。それをちゃんとお伝えしていなかったようですので。」
「あ、先生からちゃんと説明を受けました。大丈夫です。わざわざありがとうございます。」
申し伝えがちゃんと出来てなかったら大変なんだろうな。先生から聞いていたぐらいの金額になっていました。これが不育症検査の最後になるといいな、と思いながら会計を済ませました。
大学病院の目の前にずらっと並んでいる薬局で、なんとなく一番右端にある薬局でバファリンを頂き、バスに乗って駅まで行き、新幹線に乗ろうとした時、母親から何度も着信が入っているのに気が付きました。
どうしたの?と聞くと、「お土産買ってきて!今度お茶会があるのに持っていくから。●●20個入りと▲▲の10個入り、6個入りをお願い。それから…」とすごいテンションで話してくるので、「悪いけど、お土産は今回限りでもいい?今日は採血で腕が痛いし資料を持って来ているから結構な荷物なの。今日は買って帰るけど、買えない時もあるかもしれないから期待しないでほしい。けいちゃんと一緒の時はいいんだけど、一人の時は自信ないんだ。本当にごめんね。」と言いました。
母親が唯一わがままが言えるのは私だけなのはわかっています。それでも、特に今日は一人で移動だったから朝から全く飲まず食わずだったし採血もあったしでかなり辛かったのです。
ものすごい量のお土産を買いこんでから新幹線に乗り、電車に乗り換えて実家にお土産を届けてから帰宅しました。さすがにこの日は帰宅したらバタンキューでした…。
***この日に検査して頂いた項目、会計についてはまた詳しく書いていこうと思います。
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思い出すことは勇気がいること - 2015.12.22 Tue
1階の総合受付で初診・紹介状ありの受付を済ませ、婦人科へと向かいました。
婦人科の受付で、やはり何枚もある問診票を渡されました。私は5回の妊娠・流産歴があるので、用紙からはみ出して記入をしていると、「こちらへご記入下さい。」ともう1枚用紙を渡されました(;^ω^)
予約の枠には入れなかったし、ものすごく待つのかな~と覚悟をしていましたが、まず、看護師さんに番号を呼ばれて、今までのお話をすることになりました。それから身長・体重・血圧を測り、提出をしてから、再び待合室で待っていると、番号を呼ばれ、「今日はおそらくとても待って頂くようになりますので、先にできる検査はさせて頂きます。」と、先ほどとは違う用紙を渡されました。
青木先生のところでも行った心理テスト?適正検査?のような用紙です。直観で答えて下さいという質問がたくさん書かれている用紙です。
「直観で答えて頂きたいのですが、時間はゆっくりで結構ですので。」と、なんとも矛盾しているようなことを言われて、最初はのんびりと時間潰しかな~ぐらいの気持ちで記入していったのですが、途中からどんどん気持ちが悪くなってきました。
それは、流産した時の気持ちを思い出さないといけない質問内容に入っていったからです。
周りから言われた言葉で傷ついたことはありますか、絶望を味わったことがありますか、など、直接流産に関する言葉はないですが、もちろん、今までのことを振り返らないと記入できない内容です。
見て見ないふりをしてきたような流産した時の気持ちです。なるべく明るく前向きに気持ちは保っていますが、それは封印してきた気持ちがあるからです。それに、封印したと言っても、決して忘れたわけでも消し去ったわけでもない気持ちです。そうしないと次の妊活に入れなかった、挑戦できなかったから、できたら周りからは触れてもらいたくなかった気持ちです。
それを思い出すのには、周りから見たら大袈裟かもしれませんが、『勇気がいること』なんです。自分のせいで産んであげられなかった子ども。ついこの間までチカチカと心拍が確認できていた子ども。その顔を見て、腕に抱いてあげたかった子ども。
とても、とても勇気がいることなんです、思い出すことは。
手が震えて、吐きそうになるほど気持ちが悪くなりました。
しばらく質問から目をそらして、深呼吸を何度もしました。
何度、先生に「この質問に答えるのは辛いです。私には無理です。」と言おうかと思いましたが、いやいや、これが今後の不育症の方への治療の資料になるならと、時間はかかりましたが、最後まで質問に答えました。
もしかして、さっきの看護師さんの言葉、「時間はゆっくりで結構ですので」って、このことを言っていたのかな?と後になって思いました。
「次は血液検査をして頂きますね。すみません、4本は採血室で取って頂くようになるのですが、残りはこちらになりますので、申し訳ないですが、移動してきて頂けますか?」
受付で用紙と院内マップを頂いて、採血室に移動し、4本採血して頂いてから、再び婦人科に戻りました。全身の血流を調べる検査をしてから、再び採血です。
「あれ?小林さん、アルコールダメですか?」
出した腕を見た看護師さんから言われました。
「ああ、以前も少し言われたことがあるんです。いつも赤くなるんですよね。これってやっぱりアルコールがダメってことなんですかね?注射の時はアルコール大丈夫ですか?って聞かれても、よくわからないから、はいって答えていたんですけど。」
「ええ、おそらくさっきの採血の時ですよね?拭いたところが綺麗に赤くなっていますから。アレルギーですね、これ。」
「そうなんですか(;^ω^) でも大丈夫ですよね?」
「ん~、これぐらいなら大丈夫とは思いますけどね。軽くだと思います。ひどい方は気分が悪くなったり痒くなったりしますから。これぐらいだったら、時間が経ったら消える程度とは思いますけど。気になるようなら言った方がいいかもしれないですね。」
やっぱり軽度のアルコールアレルギーか…。いつも真っ赤になってるんだよね~。
全部で7本の採血をして、再び待合室で待ちました。
待ちくたびれてウトウトし始めた時、やっと番号が呼ばれました。
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絶対に後悔したくない!頑張ろう、私! - 2015.12.21 Mon
旦那に興奮しながら報告しました。
「そっか。よかったな^-^」
「前かかってたT先生にちょっと似てるかな~。じっくりと話を聞いてくれる感じ。」
「そっか~、ルカ、本当に行ってよかったな。」
「うん、今度こそってなんか思えるんだよね~。B先生ももちろんいい先生なんだけどね、不育症ってさ、もちろん原因があると思うよ。私たちの場合はけいちゃんでもなく、私が原因だった。」
「俺も成績悪い時があったよ。」
「でもタバコやめてぐんと良くなったじゃん。原因不明だけど、私なんだよね、原因は。もちろん体もあるけどさ、やっぱり精神的なことも絶対にあると思うんだよね~。」
「うん。」
「青木先生も私たちには合わなかったけど、やっぱり精神的なことを重視してた。私もそう思う。でもB先生はさ、僕に何ができるかな~って言われたし、私が言うのは上からになるかもしれないけど…どこかさ、冷めてたじゃん。」
「まあな~、そうだね~。その点、T先生は良かったよな。」
「そう!T先生はいつも寄り添って下さったじゃん。それでね、E先生はね、私が素人考えかもしれないけど、子どもの染色体に今まで異常が見つからなかったってことは、私たち夫婦にも異常がないんじゃないかと考えてますって言ったら、僕もその可能性が高いと思うって言って下さったんだよ。」
「そうなんだ!初めてだね、そんなふうに言ってくれる先生。」
「そう!私、涙が出そうだった。お金がかかるかもしれないけど、私ね、後悔したくないんだ。」
「ルカ、最近、勢いよく動き出したよね。」
「だって年齢の限界が近づいてきてるんだよ?私、このままじゃ絶対に後悔する。」
「俺はいいよ、二人でも。ルカが元気でそばにいてくれたら、それでいいんだ。」
「私だってけいちゃんと一緒にいれたらいいよ。でもね、手術も受けたし、子どもも本当に欲しいの。E先生の診察を受けてそれでもダメだったら、諦める。心に区切りをつける。納得する。でも、今のままじゃ、後悔する、絶対。」
「できるよ。帰ってきてくれるよ、俺たちの子供は。でもな、俺はルカが元気だったら、本当にそれでいいんだ。」
「けいちゃん、ありがとう。私もそうだよ。これが最後にするから。納得だけさせて。」
「わかってる。俺もできることはするから。でも、無理だけはするな。な?」
「うん、わかった。あれだけ心に決めて受けた手術だもん。子供が欲しいから受けた手術。努力が叶わないこともあるかもしれない。でもね、努力できるところは、しておきたいんだ。」
刻々と迫ってくる年齢の限界に怯えながら、結局ダメだったねと終わらせたくはない。ならば気持ちだけでも、減速することなく、全速力で駆け抜けていくぐらいの心じゃないと後悔する。
これでダメなら納得するから。心に区切りをつけるから。久しぶりに取り出したエコー写真達を見つめながら、私は、固く固く、心に誓いました。
次の日、私はE先生に頂いた紹介状(自分から自分宛の(;^ω^))を握りしめて、再び改札まで見送ってくれた旦那と分かれ、一人新幹線に乗りました。
母親は「あんた行ってきなさい、協力はしてあげるから。私に話してないところで頑張ってたんでしょう?」と言ってくれました。
旦那側の事情は絶対に話すことはないと思っていましたが、意を決して話すと、静かに聞いてくれ、そう言ってくれました。
私は、「子どもを産む為なら何でもする」という気持ちに、今まで口では言っていても、今、本当にお尻に火がついたように感じていました。
絶対に諦めない。頑張ろう、私!
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もっと早く受診していればよかった… - 2015.12.20 Sun
とても丁寧に見て下さっているのがわかりました。
「うん?1つだったのかな?2つ?」
てっきり排卵したことを言われたのかと思い、
「この間卵胞チェックされた時は左から1つと言われましたが…。」
「え?ああ、ごめんね、筋腫のこと(笑) 手術の時に筋腫も取ったんだったよね。全部取ってもらった?」
「ああ、すみません(><)」なんだか恥ずかしい…。
「大きな筋腫も取って頂きましたが、小さいのも取って頂きました。ただ、米粒ほどのものが3つぐらい残っているとは言われました。」
「ああ、それだね。その米粒ほどのがあるね。そんなに大きくないから大丈夫とは思うけど…。」
筋腫も内診でわかるんだ…。
「うんうん、中隔も綺麗に削られているね。」
そんなことまでわかるの?(*'ω'*)
「排卵もやっぱりした直後ぐらいだね~。左からだったみたいだね。」
こんなに内診だけで丁寧に細かく言われるのは初めてです。いちいち感動してしまうなー(*'ω'*)
「それじゃあね、これから血液検査をしてもらって、ここで出来る検査はしてもらおうと思うんだけど、いいかな?」
「はい、お願いします。」
「それで、残り、もっと詳しい検査をした方がこれからの治療の方針も見えてくるんだけど、明日、大学病院に来れるかな?」
「え?明日ですか?」
「うん、明日、来てもらったら僕が見れるし検査も受けてもらえるんだけど。」
「あの、先生、今日ここへ来たことも今の病院には言ってないんです。大学病院だと紹介状がないとダメなんですよね?」
「ああ、紹介状は僕が書くから。」
…あ!なるほど。先生が自分宛に紹介状を書くんだ(;^ω^)
「ありがとうございます。あの、行こうと思えば行けます。全部で大体検査にどれぐらいの費用がかかるか教えて頂けますか?」
「そうだね、不育症の検査は、ほとんどが自費になってしまうんだよね。5、6万円ぐらいかな。血液検査と、血管年齢というか全身の血液の巡りをチェックさせてもらいたいんだよね。」
「わかりました。ぜひ、お願いします。」
「それじゃあ、今からここで出来る検査を受けてもらうね。明日の会計は、自費分があると、全部自費になっちゃんだ。だから、今日、念の為にバファリンを出しておこうと思う。それを飲むようにしていこうね。」
「たしかに、青木先生のところで検査を受けた時もほとんどが自費でした。」
「うん、ちょっとね、明日は大学病院だから…。青木先生は個人だからね…。」
ん?ん?そういうこと?
「それじゃあ、僕とは、また明日。予約は取ってみるけど、取れなくても紹介状を持って来てもらったらいいから。」
「ありがとうございます。」
「小林さんの実家はあちらだったよね?今日、移動して泊まるの?朝早くても大丈夫?」
「いえ、今日は自宅に帰ります。明日、また新幹線で行きます。」
「10時ぐらいで大丈夫だからね。」
「わかりました。ありがとうございました。」
それから3本採血をしてもらうと、再び看護師さんに呼ばれました。
「小林さん、大学病院に今、FAXを流して問い合わせをしているんですけど、返答にいつも時間がかかるんです。これから2時間ぐらいはかかると思いますが、待たれますか?」
2、2時間?うーん、それはさすがに母親を待たせるのは悪いな~。
「申し訳ないですけど、できたら遠方だし早めに帰りたいのですが…。」
「それでしたら、後で携帯で良ければご連絡さしあげます。」
「はい、お願いします。」
「大体、予約が取れなくても紹介状は今からお渡ししますので、それを持って行って頂けたら大丈夫です。」
「何時ぐらいまでに行けばいいのでしょうか?」
「10時ぐらいまでには行ってもらえたらと思います。大丈夫ですか?」
「大丈夫です。」
「先生の予約は人気があるから枠に入れないことが多いんです。でも、ほとんどの方が予約の枠外で行かれていますから大丈夫ですからね。」
「はい、ありがとうございます。」
看護師さんに携帯の番号を伝え、会計を済ませました。
「どうだったの?E先生。」
母親が心配そうに聞いてきました。
「すっごくいい先生だった。最初からE先生だったら良かったのになって思っちゃった。ま、今の先生も手術してもらったんだし、今さらそんなこと思ってもしょうがないんだけどね…。」
「これがいい出会いで、次は無事に出産できたらいいね。応援するから。」
帰りの新幹線はもちろん隣の席で、ぐったりと疲れた母親はすぐに眠っていました。私はクタクタに疲れてはいましたが、E先生に出逢えたという感動で胸がいっぱいになっていて、次こそは本当に子どもを産めるんじゃないかという力強い希望の光が見えたようで、とても眠る気分にはなりませんでした。
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いよいよやってきた、緊張のセカンドオピニオン - 2015.12.19 Sat
あれ?私の番号じゃなかった?それとも診察室を間違えちゃったかな?(;^ω^)
不安になり、一度外に出て、看護師さんに「あの、私、ここで合ってますか?」と聞きなおしてしまいました。
「いえ、こちらで合っていますよ。すみません、もう少々お待ち下さいね。」
再び診察室に入り、座って待っていました。10分ほど経ってから、さっとE先生が奥から入ってきました。
「…どうも、お待たせしました。」
ギリギリ聞き取れるぐらいの小さな声です。こちらには一切目を向けず、デスクに向かって私の問診票をじーっと見ています。
先生、すごくハンサムです。え?こんなにかっこよかったの?そしてすごく優しそう…。
「なるほどね~。辛い経験をされてきたんですね…。お話を聞いてもいいですか?まず、1回目の妊娠が2008年?」
「はい、最初の妊娠は結婚してすぐでした。その時は地元のクリニックを受診して、流産した時もよくあることだよって言われました。」
「これは地元の病院ですか?普通の産婦人科?」
「はい、そうです。」
私がまとめてきた紙を見ながら話していると、
「ちゃんとまとめてきてくれたんだね~。」と、初めて私の眼を見て話しかけて下さいました。
E先生、めちゃくちゃ物腰が柔らかい。うわー、良い感じ。T先生を思い出して嬉しくなりました。
「うんうん、なるほどね~。この青木先生のところではどういった検査をされましたか?」
「その時の検査結果を持ってきました。あ、これまでの資料も持ってきています。エコー写真と、これは主人の採精した時の結果です。どれがいるのかがわからなかったので、あるものを全部持ってきました。」
「うんうん、そうだね。手術も受けたんだね…。なるほど…。昨年の妊娠の時は、何かお薬は飲んだりしましたか?」
「いえ、先生から、私の検査結果を見ても、アスピリンやヘパリンは必要ないだろうって言われて、お薬も注射も何もありませんでした。」
「うん、そうなんだよね~。B先生のおっしゃることも最もなんだよね。この検査結果を見てもはっきり出ていないからね。何もしない治療っていうのもあるんだよね。」
「え?先生、B先生をご存じなんですね。」
「うん、知ってるよ。」
やっぱりB先生は知られているんだな~。
「先生、ガンマグロブリン治験のことを不育症ラボで見まして、私も受けれたらなって思ったんですけど、B先生に問い合わせて頂いたら私は条件を満たしていないって言われました。年齢と、子どもは染色体の検査は出したんですけど、私たちは夫婦の検査をしていなくて。」
「うん。」
「素人考えですけど、連続で子どもの染色体に異常がなかったら、私たち夫婦にも異常がある可能性は低いんじゃないかって思ったんです。大学病院で説明もしっかり聞きましたが、結局打つ手がないなら、主人とも話し合って、夫婦の検査はいいんじゃないかって。」
「うん、僕もそう思うよ。ご夫婦の染色体に異常は見つからない可能性が高いね。」
!!!!!初めて、初めて医師に『夫婦の染色体には異常が見つからない可能性が高い』と言われました。やっぱり…やっぱりそうですよね!私は心の中で大きく大きく頷きました。
「グロブリンの治験には最初40歳までとありましたが、最近はHPに寄って年齢制限が違っていたんですけど。42歳のところもあって。病院に寄って違うということでしょうか?」
「あれはね、ごめんね、HPがまだ最新に更新されてないんだよね。おっしゃるとおり、42歳までに引き上げられたんだよね。近いうちに全ての病院が42歳になると思う。もう少し待ってね。」
「そういうことなんですね…。」
先生、優しいな~。心が和むな~(*'ω'*)
「あのね、たしかにこの検査結果を見たらはっきりしたものが出ていないんだけど、この検査を受けてから何年も経ってるよね?中隔子宮の手術を受けてからは受けてないよね?」
「はい。」
「何年か経つと、また出てくる値があるかもしれないんだ。それと、今、ドイツで始められている検査方法があってね。まだ日本では主流になっていないんだけど、その検査もしてみたらどうかと思うんだ。」
「体質が変わっているということですか?」
「そういうこともあるからね。その検査結果を見て、もしかしたらアスピリンか、もしくはヘパリンをするようになるかもしれない。グロブリンはね、本当に原因不明の時なんだ。検査結果を見て、アスピリンでもヘパリンでもダメな場合、ということになるんだ。」
そっか~。本当に、最後の最後。原因不明の場合に、グロブリンってことになるんだ。
「とりあえず内診させてもらってもいいかな?ちょっと状態を診たいんだよね。」
「はい。」
「△※◇□%#△×Θ?」
「え?はい?」 E先生、小さい声だしぼそぼそ話すので聞き取れません。
「△※◇□%#△×Θ?」
「えっと…?はい?(;^ω^)」
E先生の後ろで看護師さんがくすくす笑っています。
「基礎体温表は持ってきた?ごめんね、僕、滑舌が悪いんだ。」
「いえ、こちらこそすみません、はい、持ってきました。」
看護師さんは堪え切れずに肩を大きく揺らして笑っています。よくあることなのかな?(;^ω^)
「うん、排卵したかな?」
「はい、ちょうど今日から高温期に入りまして、排卵したかもな~って思ってました。タイミングは取りましたけど…。」
「うん。見てみようね。」
想像してもみなかったぐらいの優しいE先生に感動を覚えながら、私は内診台にあがりました。
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いよいよセカンドオピニオンへ - 2015.12.18 Fri
「新幹線の改札で待ち合わせでもいい?中に入ってからにする?それとも外にしようか?」
「どっちでもいいけど、中にしようか?」
「チケットを一緒に買ってから入った方がいいかも。それか、私が買っておこうか?」
「私はチケットを買ってから電車に乗るつもりよ。」
ほら、来た、来た。私と一緒に新幹線に乗るつもりはなかったのだろうか?予想どおりの雲行きの怪しさに顔をしかめている私に気づいたのか、旦那が私の手を握ってくれました。
「指定席を買うの?」
「当たり前じゃない。」
「私は隣の席?」
「そうなるかしらね~。コーヒー屋で待ってるから。」
コーヒー屋って…。駅にどれだけコーヒー屋があると思ってるのだろうか…。
「それは新幹線の改札に入ってから突き当りの?それとも入ってすぐの横にあるコーヒー屋のこと?」
「新幹線の改札に入ってからのコーヒー屋といったらあそこしかないでしょう。」
きっとドヤ顔で今、話してるんだろうな…。母親はどこか、懇意にしている高級(?)コーヒー屋とでも言いたいような口ぶりで話します。
「あのね、お母さん、今までいっつもすれ違いばっかりで、絶対にわかる待ち合わせ場所でも、なかなか落ち合えなかったことっていっぱいあったよね。確認の為に聞くけど、本当にコーヒー屋で待ち合わせ?」
「あら、そんな言い方はないじゃない。コーヒー屋で待ち合わせできないことってある?」
はぁ…、ダメだ、こりゃ。
△△病院の最寄り駅で待ち合わせた方がいいかもしれない。お互いに知らない場所の方が、お店の名前も言うだろうし。
旦那も横でこっそりと「別々に行ったら?」と心配そうに言ってきます。
「わかったよ。それじゃあ、同じ新幹線に乗るとは思うけど、むこうの駅で待ち合わせよう。それでいい?」
「わかりました。最初からそうすればいいのに。」
ブツブツ言いながらぶちっと電話を切る母親に、私は大きくため息をつきながら携帯を置くと、無意識に涙が出てきました。
「…ルカ、大丈夫か?どうしてお母さんはいつもルカにああいうふうに当たるんだろうな?」
旦那が背中をポンポンとしてくれました。
「私が悪いんだよ、きっと。小さい頃から迷惑かけてきたから。親の期待に応えられなかったからね。」
「2人で行って本当に大丈夫か?ケンカにならない?」
「あれはあれで優しいからね、母親は。一緒に来てくれるだけでも嬉しいし。一人じゃ不安だし判断つかないかもしれないし。」
「うん…。ごめんな、一緒に行けなくて。本当に、ごめん。」
「けいちゃんは何も悪くないよ。朝さ、一緒に行ってくれる?けいちゃんの出勤と一緒に出るから。同じ電車に乗れるし。」
「ああ、もちろん。一緒に行こう。今からチケット買いに行くか?その方が安心だろう?」
当日の朝、チケットを買おうと思っていましたが、旦那の提案で、あらかじめ買っておくことにしました。最寄り駅で聞いてみると、母親と約束した新幹線の時間より2本早いものでも席が取れそうです。
「違う新幹線に乗ったら?」
旦那がそう言ってくれるので、母親のことでキリキリと痛む胃のことも考え、少し早い新幹線に乗ることにしました。
…当日の朝、旦那と一緒に家を出て、新幹線の改札口まで送ってくれた旦那と分かれ、一人新幹線に乗りました。緊張で何度も吐きそうになりました。
△△病院の最寄り駅で新幹線を降り、改札の手前で母親を待ちました。「同じ新幹線だった?」と言いながら母親が現れました。
「ううん、早いのに乗れたから。お母さん、大丈夫?顔色悪いよ。」
「朝早いからね。パパもご飯がご飯がってうるさかったけど、ほっといてきたよ。」
あらかじめプリントアウトしてきた地図を見ながら、△△病院を探しました。大きい病院なので、通りに出るとすぐにわかりました。
「すみません、まったく初めてで紹介状もありませんが、E先生の診察を希望して来ました。」
受付で言うと、何枚もある問診票を渡されました。「こちらにご記入されてお待ち下さいね。」
今までの妊娠歴、流産歴、手術歴など、細かく問診票に記入しました。番号が呼ばれたのは4時間後でした。まずは看護師さんとのお話みたいです。
今までのことを全部話し、グロブリン治験についても気になっていることを話しました。とても気さくな感じの優しい看護師さんでした。
「もう少しお待ち下さいね。」
待合室に戻ると、母親から「どうだった?」と聞かれました。「もうちょっとみたいよ。今のは、看護師さん。」
「先生じゃなかったの?まだご尊顔は拝してないってことね。」母親はてっきり診察だったと思ったみたいです。
それから1時間して、再び番号が呼ばれました。いよいよのようです。
「お母さん、待ってるから。」
母親は気を遣ってくれました。
ドキドキの緊張マックスで、診察室の扉を開けました。
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期待と不安と…セカンドオピニオンの準備 - 2015.12.17 Thu
今までも大学病院やセンター、総合病院、どこの病院でも顔写真のイメージと会った時の印象が一致したことはありません。
しかし、大好きだった大学病院のT先生みたいな先生だったらいいなー(*´ω`*) という淡い期待は持つことにしました(笑)
△△病院に電話をしてみました。
「まったく初めてで、紹介状もないのですが、不育症のことでE先生の診察を希望しているのですが…。」
「はい、それでしたら朝8:30からの受付になりますので、それまでにお越し下さり、受付をなさって下さい。」
「予約はないのでしょうか?」
「E先生の診察は予約はございません。皆さん、その日の朝に整理券を受け取り、その順番になります。」
「どれぐらいの人かは日によって違いますか?」
「そうですね、E先生は人気がありますので、朝8:30に来て頂いてもお昼を過ぎることはあります。お越し頂いた時間によっては、その日の診察が受けられない場合もございます。」
「そうなんですか…。」
診察が受けられないこともあるんだ…。
「受付でE先生をお願いしますと希望を出すことはできますか?」
「はい、不育症ということでしたら、E先生になると思いますが、念の為に受付でおっしゃって頂けたらなお確実です。」
「わかりました。あの、初めての診察でもそちらで検査をすることはありますか?」
「はい、ありますよ。診察によってはその日に検査を受けて頂きます。」
「どれぐらいのお金が必要か、うかがってもいいですか?」
「そうですね、不育症でしたら、保険が適用されない検査が多いのですが、こちらでめいっぱい検査されたら1万円を超えるぐらいになると思います。」
「そうですか、わかりました。ありがとうございます。」
「お気を付けてお越し下さい。」
また7、8万円ぐらいはかかるかと思っていたので、それなら準備していけるなと思いました。
ここの段階で、旦那に初めて話しました。相談窓口に電話したこと、母親にお願いしたこと、△△病院に問い合わせたこと、そしてE先生の診察を受けてみようと思っていること。
「そっか、ルカ、頑張ったな。でも、お母さん、いいのかな?迷惑かけちゃうけど…。」
「もう後がない状況だしね。迷ったけど、泣きついちゃった。でも、まだ人工授精を受けたことは話してない。」
「一緒に行ったらわかるんじゃない?」
「うん、そのつもり。一緒に病院に行ったら、人工授精何回受けたかとかどういった治療してきたかも全部知られちゃうからね。」
「大丈夫か?ルカ。」
「大丈夫。どういった話になるかわからないし、援助してもらうならちゃんと話さないといけないし。」
「そっか…。俺が一緒に行けない日だから、ごめんな。その日はどうしても休めないんだ。」
「わかってるよ。母親に来てもらうから、大丈夫。」
旦那と話した後で、すぐに新幹線の時間を調べました。平日だし、チケットはすぐに取れそうです。
今まで流産した時の資料も準備を始めました。
今までの妊娠した時のエコー写真を出してきて、胸がいっぱいになりました。どうしても捨てられなかった写真。だけど、見返したら胸がえぐり取られるように辛くなるから、取ってあるだけで見ることのなかった写真達…。
見返したら、やっぱり涙が出てきました。
これまでの基礎体温表、妊娠・流産歴のまとめ、青木産婦人科での検査結果、総合病院での検査結果、中隔子宮の写真、子供の染色体検査の結果、結構な量の資料です。
E先生が私にとって最後の不育症の先生になるのだろうか…。期待と不安と、様々な思いを巡らせながら、準備をしていました。
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苦渋の選択~母親へ協力をお願い - 2015.12.16 Wed
通院していることは話していますが、具体的に何をしているのかについては話したことはありません。それは、母親から『試験管ベイビー』という単語が出てきたことがきっかけでもあります。
そしてもう一つ、ここのブログでは具体的な理由について書くつもりはないのですが、旦那の母親のことで我が家の経済状況がとてつもなく変化する出来事がありました。私たちが体外受精に進めないのは、これが理由です。
でも、今回、もしかしたら新幹線で通院、そして場合によっては高額な治療をしないといけなくなるかもしれない…ことを考えると、母親に事情を説明し、協力をしてもらえないかとお願いをしてみようと思ったのです。
これまでの私を考えたら、親に甘えるなんて考えられないことです。親には心配をかけたくないという気持ちは、私の中で大きくありました。
とても胸が苦しい選択でしたが、どうしても子供が欲しいという強い気持ちに後悔しない為にも、自分の中のプライドも何もかも捨てる覚悟で、母親にお願いをすることにしました。
不妊治療を受けていることは伏せて、これまでの流産の原因を知りたい事、どうしても次の妊娠は出産したいこと、旦那の家族の状況も説明し、とても言い辛いが経済的に協力してもらえないかと母親に話しました。
「ふ~ん。大変なんだね。」
「できたら、その病院に行く時も、けいちゃんは来れない時だし、一緒に来てもらえないかな?」
「いいよ。孫のためだもん。ルカちゃんも頑張ってるし、協力するよ。」
「ありがとう(´;ω;`)」
「しかし、あんたはいつもこういう時って策を練るよね~。」
「え?」
「頭でしっかり考えてから行動するよね。大人しく流れにまかせるってことはないよね、昔から。」
それはどういう意味?(;^ω^) 流れに身を任せて、子供はできない時はできないよって意味でしょうか…?いやいや、何も考えないことにしよう。本当にありがたいことなんだから。
「お母さん、ありがとう。本当にありがとう。」
「いいのよ。それじゃあ、新幹線の時間が決まったら教えて。」
母親の愛情に、胸がじーんとしました。
そして、今度は△△病院への電話です。HPで電話番号を調べて、さっそく電話をかけてみました。
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後悔しないために~不育症相談窓口へ電話 - 2015.12.15 Tue
「あの、こちらで不育症について相談にのって頂けるとHPで拝見したのですが。」
「はい。不育症のご相談でしょうか?失礼でなければお名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?」
「小林と言います。」
「小林さんですね。フルネームでうかがってもよろしいでしょうか?」
「小林ルカと言います。」
「小林ルカさんですね。不育症ということですが、お辛い経験をされてきたかもしれませんが、今までのことをうかがっても大丈夫ですか?」
「はい。私は2008年に33歳で結婚しました。それから…」
最初の妊娠、流産、転勤で行った先での2回の流産、青木先生の診断、再びの転勤、そして手術。全てを話しました。ずいぶんと時間がかかりましたが、その女性は全部聞いて下さり、「とても辛い経験をされたのですね。」と優しい言葉をかけて下さいました。
「今、気になっているのが、不育症ラボで見かけたガンマグロブリン治験についてなんですが、今かかっている病院では、治験を受けられる病院に問い合わせて下さったのですが、私は条件を満たしていないから受けられないと言われて…。」
「治験ですね。はい、いくつか条件がありますよね。」
「年齢と、あと、私たち夫婦は染色体検査をしていないので、それが引っかかっているようなんです。ただ、私たちの素人考えですけど、子供の染色体は連続して異常が出ていないので、私たち夫婦は異常がないのでは?と思っています。それに、異常が見つかっても治療のしようがないのなら、わざわざしなくてもと思っています。」
「夫婦の染色体検査をされないカップルはけっこう、いらっしゃいますよ。お気持ちはわかります。」
「そうなんですか…。グロブリン治験は1/2で生理食塩水とグロブリンになると書いてありましたけど、それなら高額とは聞いていますが、治験ではなくて自費でも受けられるのか、大体どれぐらいの費用になるのか、これまで私のように何度も流産をされてきた方がグロブリンを受けて実際に出産までいけたのか、ということをうかがいたいのですが…。」
「それがですね…。非常に言い辛いのですが、」
「…はい…?」
「治験、ということで、どれぐらいの方が治療を受けて出産までいったというお話は、できないことになっているんです。」
あああああああ、そういうことか…。
「まだ研究途中ということで、厚生労働省が動いての治験のお話は、できないんですよ。」
なんだかがっくりきました。そりゃ、そうだよな。治験だもんね…。
「ただ…、」
ただ…?????
「ちょっとお待ち下さいね。」
ただ、なんだろう???こっそり何かを教えて下さるということ?しばらくの間、電話は保留になりました。
「すみません、大変お待たせしました。グロブリンの治療についてはたしかに自費だと高額になります。どういった治療になるのか、治験も含めての詳しい内容について、詳しい医師がいます。小林さんは○○にお住まいですよね?」
「はい。」
「その医師は●●大学に通常は勤務しているのですが、週に一度、そちらからでしたら大学よりも多少近い場所の病院に外来に出ています。公にはできないのですが、そちらの外来にまず行かれてお話を聞いてみるのはいかがでしょうか?」
「たしかに大学に行くよりかは近いです。新幹線にはなりますが。」
「△△病院というところです。検索をかけたらすぐに出ると思います。そこは予約無しで行けます。行かれてみますか?」
「あの、今日、ここに電話していることも今かかっている病院には何も言ってないんです。紹介状が無くても大丈夫なんでしょうか?」
「大きい病院ですが、紹介状は無くても大丈夫です。大学だとどうしても紹介状がないと行けないのですが、こちらなら大丈夫です。E医師も来れるならぜひ、と言っています。」
さっきの間に先生に確認を取って下さっていたんだ…。今までHPで不育症を調べている時に何回かお見かけした名前の先生…。
「はい、ぜひ行ってみたいです。ただ新幹線でしか行けないので、あまり早い時間には行けないかもしれないのですが大丈夫でしょうか?」
「初診でもありますし、何時までに来院して下さいというのはあるかもしれないですね。詳しいことは、申し訳ないですが、直接病院にお電話してみて下さいますか?」
「わかりました。すぐ調べて電話してみます。」
「申し訳ないですが、くれぐれも、こちらでこのような紹介があったことはお話されませんように。」
「わかりました。」
特定の医師や病院を斡旋していることは話せないんだろうな~と思いました。
病院や医師で治療方針が全く違うこともあったり、研究途中ということで、様々な治療に対して有効だと思われていたり批判があったり、あまり公にできない治療があったりと、不育症というのは、本当にまだまだ人間にとっては未知の領域ということなんでしょうか。
今、かかっている病院のB先生は良い先生だと思います。たしかに人気もあります。でも、私が「妊娠を継続させて出産したい」と強く思っている気持ちの中には、「このままでいいの?後悔しないの?時間はもうないんだよ?本当にいいの?」と激しく問いかけてくる自分がいます。
E先生の診察を受けてダメならもう心に区切りをつけよう。だけど、このまま今と同じように病院にモヤモヤしたまま治療に通っていたのでは、絶対に後悔する。
後悔だけはしたくない!
私は、一番頼りたくなかったけど、詳しい話もしたくなかったけど、こうするしかないと心に決め、母親に電話をしました。
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